今週末は中山競馬場にて、春の名物「
中山グランドジャンプ」が行われます。
中山グランドジャンプ(以下GJ)は、日本で行われるレース(平地と障害をあわせて)の中で最も長い「4250m」を、ただ走るだけじゃなく、当然「障害物をジャンプしながら」走ります。また、中山コースは他のコースとは違って、「
バンケット」と呼ばれる“谷”が存在します。(福島にもバンケットはあるんですが、あっちは“山”(登り)中山は下って登る形。)なので、まぁ早さだけじゃなくて、タフさが要求されるコースでもある訳です。⇒
コースのバーチャル体験はコチラ。昔よりバンケットの深さとかが変わったらしいのですが、それにしても凄いですよねぇ。
特に通常のOPや未勝利戦などの場合は、最初と3角しかバンケットがないのだけど、大障害コースを通るにもバンケットがある。その谷をのぼってあがった瞬間に、1.6mほどの竹柵です!
競馬総合チャンネルの携帯版のホソジュンのインタビューで、去年の最優秀障害騎手の西谷JKが「結構飛べる馬は、普通の障害とかスクーリングしても“ふふふん”って感じだけど、あの大障害だけは、さすがにちょっとビビってるっぽい」と仰ってました。馬も分かるんでしょうねぇ「こりゃ、普段より高いぞ?!」と。(なので、飛越の低いコウエイトライ陣営はずっと“中山の障害は高いから行かない”と言われてます。他の障害も若干高いようです。)
あと私が思う中山GJの特徴は、最後4角を回って直線入り口に「最後の置き障害」がある点かな。
これは年末の「中山大障害」ではないんですよね。あっちは直線は平地なんで、差すのも出来るっちゃぁ出来る。
でもこっちはもう4000m走ってあと少しのところに、最後の障害が…まぁMなコースですよ、ホント。
日本で今週末(土曜)に行われる中山GJですが、
世界の合田さんの記事を見てビックリ。
あのレースも今週末なのか!!!! あのレースとは、英エイントリー競馬場で行われる超マラソンレース「Grand National」。(
Grand NationalのWiki)
距離は4マイルですのよ。1マイルがだいたい1609.344メートルだそうで、つまりは7.2kmほどのレースです。ほぼ中山GJの1.5倍の距離。しかも凄いのが、こちらの公式ページを見ての通り、レースは1周2.25マイル(3,600m)のコースを2周するというもの。たかだか2周だけど、そもそも1周3600mのコースって何?って感じです。
今年は一体、何頭が「完走」するのでしょう…
毎年このレース、とにかく頭数は出ますが、完走できただけでも凄いし、ほとんど残らないのです。
ちなみに出走可能頭数は「40頭」。まぁ当然かもしれません…
今年は合田さんの記事によると混戦模様だそうで。確かにオッズも割れ加減みたいです。
ともあれ名物レース、ホント楽しみですわ~
日本だと障害・ジャンプレースは「入障」とか言われて、「格落ち」みたいな印象があるんですが、海外では立派な地位?があるというか、きちんと評価されているので、日本ももっときちんと取り上げて欲しいものですわ。(OP戦やら重賞が、3連単の発売のある9Rより“前”なのか納得いかないもんなぁ。賞金も安いし)大障害とか見たら、ホント馬が飛ぶ姿ってナンテ美しいんでしょう…って思いますよ、ホント。
ま、日本もいいけど、一度生で見たいなぁ~Grand National~
ただ中山GJがこの日程のままだと、私は一生行けないってことかなぁ・・・?(汗)
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