あれは、去年の2.26のことでした。
朝から降る雨の中、多くの人が競馬場に訪れていたようでした。
それはある騎手がターフを去る日だったからです。
最後の騎乗の日、そして1400勝が目前と迫る中、
本命馬に乗るも、何故か2着だったりと、
メインレースを目前にして、あと1400勝目まで2つ残ってしまいました。
メインレースは1200mの阪急杯。
人気薄の馬は、競馬の神様が舞い降りて、後ろからふっと息をかけたのでしょう。
彼の馬は先頭でゴールインしました。
そして最終レース。
超がつく1番人気。
泥んこのダートを、真っ黒になりながら
ぶっちぎりで先頭ゴールイン、
1400勝目をあげさせてくれたのは…そう、
フィールドルージュ
ミッキーこと、松永幹夫元騎手が、
最後に跨った馬は、まだその当時条件馬でした。
あの日、競馬の神様に愛された騎手が最後に跨った馬が、
その後、順調に準OPを勝ち、OPで勝ち、重賞で好走し、
ついにはGIに出ることになりました。
結果はまだ出ていませんが、それも競馬。
でも、今日は、、
あの日と同じ泥んこ馬場。
2.26からずっと、じんわりと応援してきました。
あの日と同じように、あの日から1年のGIで
先頭でぶっちぎってくれることを、
切に願わずにはいられないのです。
頑張れ、フィールドルージュ!
PR